
今年も参加しましたが相変わらずです。今年は少し短歌から離れていた関係もありますが
何とか完走出来ました。順序ばらばらで追って整理しますが、何かご意見聞けたら幸いです。
よろしく御願いします。
010:線路
泣き止まぬ児を抱えては線路まで電車を見せに駆け出すあなた
009:眠
淹れたての眠気覚ましの珈琲は朝焼けの中霧がかかって
008:鞄
子供たち鞄につけた人形はペットボトルのおまけ付きです
007:発見
新たなる発見をまたひとつづつ見つけていくよ生活の中
006:時
ゆっくりとこのひと時が流れればいいなと思う微笑む家族
005:サラダ
楽しげに子供と作るサラダたち好きな料理の第一位です
004:淡
一日はただ淡々と過ぎて行く愛する者よ抱き締めながら
003:つぼみ
いつの日か花開くよう今はまだつぼみのままで見守りながら
002:色
何色に染まったのかと寝顔見て静かなる夜に溶け込んで行く
001:声
愛だけで想うだけでは足りなくて声に出してよ何も見えない
015:友
いつまでも親友のよう仲良くと喧嘩もしたりしていきたいよ
014:主義
流せされて身を委ねてはみんな色出会ってからは君色主義に
013:焦
いつの間にいつも何かに焦りつつ生活の中埋没してる
012:メガホン
毎日がメガホンを取る監督だおだてられたり怒られながら
011:都
あの頃は花の都の東京ももう卒業しあなたといます
025:泳
泳ぐよに裸はすごく眩しくて一瞬の時研ぎ澄まされて
024:チョコレート
夜更けて子供のように食べるって両手を伸ばしチョコレート出す
023:うさぎ
疲れ果てうさぎのように赤い眼で何を求めて飛び跳ねている
022:弓
愛してるせめて一度でいいからと弓のようにとまどろみの中
021:うたた寝
秋の日よ暖かき陽にうたた寝を洗濯物がそよ風に舞う
020:楽
楽しくて笑顔の似合う家族達夕暮れに雲ベランダに立つ
019:アラビア
アラビアの千夜一夜を読みながら静かなる街夜長に想う
018:教室
校庭を捜し求めた教室は駆け抜けた風暑い夏の日
017:陸
遙かなる大陸という土地に立ち明日に向かって手をつなぎゆく
016:たそがれ
二人してたそがれ時に歩く道「手つないでいい」「だめ恥ずかしい」
035:禁
禁じ手を忘れるほどに切迫し額に汗を滲ませながら
034:背中
君達は何を見てるの成長し僕の背中を見てるだろうか
033:魚
弾け飛ぶ魚のようにキラキラと光を浴びて街路をゆきて
032:乾電池
動かないおもちゃを手にし差し出す児入れ替えようね乾電池2個
031:盗
風吹いて髪をなびかせ肩に手を僕の心の花盗み人
030:橋
困難もいつも二人で何もかも橋を架けては渡り続ける
029:ならずもの
ならずもの。でも憎めなく前世はそうだったよと笑って言うよ
028:母
母であり妻でもあって生活よ鏡の中は女でもあった
027:液体
揺りかざすペットボトルの液体は秋の陽射しに輝いている
026:蜘蛛
「蜘蛛嫌い」世界を敵にするようにいつも何かを誘き出すよう
050:変
想い込め変わらなくてはいけないと秋の夜長にカーテン揺れる
049:ワイン
酔ったかもワイン片手にうつろな眼眠ってもいい二人の深夜
048:袖
振袖は華やかにして帯締めて駆け行く季節ときめいていく
047:大和
髪切って恥ずかしそうに微笑んだ大和撫子眩しいあなた
046:泥
泥団子てかてかにして握りしめ得意そうにし差し出すあなた
045:パズル
人生はパズルのようと眼にしわを寄せては嘆く生活の中
044:香
香り立つほどの魅力を持つ女空気のようにそばにいる君
043:馬
パカパカと馬は駆け出す壁紙の部屋を飛び出し夜空を舞って
042:官僚
官僚の出来も悪くも我々の日常という平和を保つ
041:迷
迷うほど心の中の苛立ちはあなたに向けて放されていく
040:おとうと
おとうとで長男の子は甘えんぼおねえといつも仲良く喧嘩
039:紫
紫の色した蝶を追い求め辿り着くのは知らぬ娘(こ)の腕
038:横浜
横浜に住んで何年もう今は田舎を忘れ故郷唄う
037:汗
汗ばんだ額に少し手を当ててただ疲れ果てごめんねと言う
036:探偵
付け髭で変装する子微笑んで探偵の真似と聞くあなたが
055:ラーメン
ラーメンは味噌がいいとか何とかと汗を流して言う子供たち
054:靴下
靴下を吊るして待ったのはいつかいつも来てくれたサンタクロース
053:髪
髪型を変えてみたのは僕のせい季節の風が髪を流れて
052:螺旋
僕は今螺旋階段駆けるよう手を差し伸べて落ちていくだけ
051:泣きぼくろ
いたずらに付けてみたのは黒シールでもそこはただ泣きぼくろだよ
060:影
影踏みをじゃれ合いながらするあなたいつも自分の影を踏んでる
059:十字
差し出した右手ですっと想い込め十字を切ってあなたを見つめ
058:剣
突き刺した剣を抜いては思い切り怒りを込めた戦士は立って
057:制服
街をいく制服姿の少女に一瞬の風振り返る僕
056:松
松本の駅に降り立ち息を吸うスピッツを聴き白線流し
065:城
あの城は遙か遠くに立ちそびえ誰もみんな近づけなくて
064:科学
科学の子アトムははるか未来ではなくてもうすぐ子供を守る
063:鬼
鬼みたい怒られた子はそんなことつぶやきながら泣いているんだ
062:風邪
熱がある風邪みたいだよ額に手 当ててもくれもしなくなったね
061:じゃがいも
泥まみれじゃがいもみたいごつごつとそんな人生でいいよと言う
070:曲
人だかり曲芸をするピエロくん心の中へ僕の笑いを
069:花束
花束を抱えきれないほどまでに君の心に贈り届ける
068:四
日本の国に生まれてよかったと四季を感じて空を見上げる
067:スーツ
たまに着るスーツ姿に今日は何じっと見つめる不思議そうな子
066:消
日常はただ単純の繰り返し消えてもいいよ悪魔の声が
075:続
連ドラを「次回続く」まで見てるもう寝なさいと何回いった
074:麻酔
ふらついて少し麻酔が効いてるそんな日常というけだるさ
073:額
思い切り蹴られたボールが額に「愛と誠」の傷が自慢に
071:次元
あなたとは気が合うみたいだからこそ次元の違う話をしよう
072:インク(再投稿)
便箋のインクは滲み読めなくて涙を溜めた顔が浮かんで
076:リズム
そういえばリズム感ってなかったけ神様もみな僕を見捨てる
085:胸騒ぎ
澄み渡りそよ風吹いて雲走りただ胸騒ぎひとつ浮かんで
084:林
追い駆けて林の中は霧が立ち声は小さく見つからなくて
083:キャベツ
もういつかキャベツ畑のお人形埃まみれで横たわってる
082:罠
あなたは罠にかかった赤い目のうさぎみたいに泣いているんだ
081:洗濯
真夜中に流れる音は洗濯機うたた寝をして秋が更け行く
080:書
書を捨てて旅に出るなどあこがれはあなたを想うつゆのあとさき
079:ぬいぐるみ
いつの間に買い集まったぬいぐるみ遊びのあとはただのゴミなり
078:携帯
煙草吸う青空の下携帯の吸殻入れへ雲は流れて
077:櫛
子供たち鏡の前で櫛を持ち母の真似して髪をすいたり
090:薔薇
一輪の花瓶に挿した薔薇を持ちそっとキスしてあなたにあげる
089:巻
回転寿司握り寿司より巻き寿司を皿の上にはプリン・メロンが
088:食
食べることそれは生きると云う事で落ちたご飯粒眺めている
087:計画
何もかもあなたまかせの計画は雨のち晴れの天気予報で
086:占
朝からのワイドショーでの占いをなぜか気合いを入れて見る我れ
095:翼
大空に翼を持てば飛んでいき風を感じて逢いに行きたい
094:進
進むべき道はどちらか君となら寄り道なども構わないんだ
093:ナイフ
陽にかざすナイフはギラリ光めき苛立だしさを社会に向けて
092:届
届かない想いを手紙に込めても君の心は開きもしない
091:暖
暖かき秋の一日カーテンは風に揺れては光を落とす
097:静
遙かなる宇宙の中の地球は静かなるものひとつの惑星
098:未来
爽やかな季節が流れ歩み行く未来は君と手をつないでく
096:留守
留守番はもう出来るよね楽しさと淋しさもまた半分半分
099:動
いくつもの時を過ぎ行き僕は今静から動へ駆け始め出す
100:マラソン
何人も途中棄権をマラソンは孤独を連れて戦いながら