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昨年、題詠マラソン2003に参加しました。参加表明したのはいいけどなかなかスタートを

切ることができませんでしたが、何とか100首完走できましたので、まとめてみました。

ご感想などあればうれしいです。

 

001:月 
ああ月が昼も追いかけ光るのかこの時代とは闇に隠れて

002:輪 
時という輪の中で我くるくるとただ一人ただ走り続ける

003:さよなら 
唇がかすかに揺れて身にしみる寒さのせいかさよならと聞く

004:木曜 
木曜日あと一日と忙しく過ごす午後の日コーヒー片手に

005:音 
空・大地 海風吹いて静かなる音楽響き髪が流れる

006:脱ぐ 
まっすぐにソファーの前に我立てば微笑みながら脱ぐ音がする

007:ふと 
立ち止まり道端の花ふと見つめ吸い込まれそう宇宙の中へ

008:足りる 
あの本は一読するに足りる本 本屋の中を行ったり来たり

009:休み 
少しづつ休みながらも歩こうか朝焼けの空空気感じて

010:浮く 
見上げれば空に浮く雲流れ行く君に見えるか象のうんち雲

011:イオン 
我れの中思考が出来るということイオン化されて変化したこと

012:突破 
逃げるため求めるためか突破する手に入れるもの無くすものは何

013:愛 
わからない失うものと求めるもの我れは叫ぶよ永遠の愛

014:段ボール
何もかも嫌になったらね捨てなさい段ボールに詰め込んだまま

015:葉
風が舞い季節は移り見上げれば光の葉は揺れ青空見えた

016:紅
口紅の色を変えたね我のせい季節のせいか空を見上げた

017:雲
ひたすらに広がる君の真っ白な心をかばう雲になりたい

018:泣く
泣く声に嘘をつかれる我がいる愛しい君に口づけをする

019:蒟蒻 
おでんには蒟蒻がないといけない 君は強いね串のようだね

020:害
「やさしいね」「そのままでいて」微笑んで 害もない我立ちすくんでる

021:窓 
青空に飛び立ちたくて窓を開け鳥かごの君 羽根を広げた

022:素 
素のままの君もかわいい 鏡の前変わりゆく君美しすぎて

023:詩 
詩のように君の言葉はリズム帯び 我の心に弾んでくるよ

024:きらきら 
静かなる夏の一日 きらきらと雪が舞うよう陽炎の中で

025:匿う 
匿れて少女は一人 寂しげに遠い目をして佇んでいた

026:妻 
妻となり母である君 寝息立て 静かなる夜世界は君に

027:忘れる 
君のこと忘れるほどに落ちてみた 口づけの味 髪形は何

028:三回 
三回目の正直と言うけれどもう チャンスは来ないドアは開かない

029:森 
迷っている 白い霧の森歩いても 歩いてももうたどり着けない

030:表 
見てたのは 表の顔か見えてない見たくないよ 空を眺めて

031:猫 
あこがれは遠のくばかり夢を追い 猫の額も我が手に出来ず

032:星 
金星よ 何万年の宇宙の宴 小さき我は吸い込まれゆく 

033:中ぐらい 
楽しさも中ぐらいがいいのかも ささやかにまた穏やかにして

034:誘惑 
目が合えば誘惑の罠 落ちて行く落ちて行きたい 君の魅力へ

035:駅 
いくつもの思い出を抱き見つめては いつの日もまた駅に流れて

036:遺伝 
子供たち「泣いた」「笑った」仕草なり 遺伝とばかり思うときあり

037:とんかつ 
とんかつがいいねと一言君を見て 言ったのではない いや言ったかもね

038:明日 
生き様は『明日に向かって撃て』 風のよう 自由奔放 生きられたらね

039:贅肉 
投げ飛ばす我の体の贅肉は 放物線を描いているよ

040:走る 
気だるさを吹き飛ばすため 走ること ただひたすらに ただまっすぐに

041:場 
運動場(グランド)の石灰の線に走り出す 遠い記憶の我の姿よ

042:クセ 
可愛かった幼児の頃のクセはもう 直ってしまったね寝返り打つ子

043:鍋 
「簡単でいいね」と鍋は 顔色は でも「美味しくて」と言い直した

044:殺す 
簡単に殺してしまう時代とは 見る戦争しか知らない世代

045:がらんどう
何処からか声が聞こえる がらんどう? 誰かいるかも 開けてみてみて!

046:南 
達也がいた南がいた 見上げれば歓声がする 流れる雲よ

047:沿う 
御希望に必ずしもと沿わないと 丁寧すぎる断わり電話

048:死 
恐れない 我を犠牲に 死に臨む テロリストたち 未来は何処に

049:嫌い 
好き嫌い 好き嫌い好き 花びらを 好き嫌い好き 好き嫌い好き

050:南瓜 
会うために新幹線に乗り込んだ 南瓜は馬車に変わりました

051:敵 
写し出る画面の中の戦争は テレビゲームの敵と重なる

052:冷蔵庫 
眠れない エアコン代わり冷蔵庫 ピーピーと鳴く終りの知らせ

053:サナトリウム 
あの君は消えていくのか この時代サナトリウムは映画の中で

054:麦茶 
真夜中に一杯の麦茶注ぎ込み ごくごくと飲む 夏の夜に消え

055:置く 
君となら歩いていけるとそう思った 思い出はそっと置いて行きます

056:野 
焼け野原誰がしたのか立ち尽くすペンペン草が生え出している

057:蛇 
「愛してる」 言い尽くせない君のこと 大蛇のように巻き付くように

058:たぶん 
僕はもう珈琲を飲む朝のよう たぶん 君に恋をしているよ

059:夢 
夢を見るその瞬間が幸せか 遠ざかるよう 現実(いま)のわれから

060:奪う 
人道は無き世の中に人々は奪うがままの獣のように

061:祈る 
偽りの平和な時代祈るしか出来ないわれがここに生きてる

062:渡世 
聞かれれば何て答える渡世とは? サラリーマンはつまらない人生(もの)

063:海女 
海に咲く白い姿の海女一人 身体に張り付き滴り落ちる

064:ドーナツ 
指で回すドーナツ盤の丸い穴 針を落とした瞬間が好き

065:光 
カーテンを揺らす風達心地良く光差し込み一筋の道

066:僕 
僕は もう いつものように起き上がり いつものように 変わらない日々

067:化粧 
会うために鏡に向かうときめきよ 化粧をするは誰のためなの

068:似る 
何気ない仕草に驚く あどけない子供たちのわれに似る動き

069:コイン 
土曜日はお小遣いの日 「大事にね」 コイン片手に 「ありがとう」言う

070:玄関 
朝のキス 玄関を出る 「行ってきます」 ガチャリと閉める音が聞こえる

071:待つ 
空しくも例えようない光景よ 時代は回る平和を待つと

072:席 
勝つために全力を込め セッティングは 黄金の席へわれは臨む

073:資 
資質なし! 感性もなし! 残るのはただひとつなり 「努力」の二文字

074:キャラメル 
キャラメルを口にふくんでおしゃべりはしてはいけない! 歯にくっつくから

075:痒い 
床屋さん 「痒い所はありませんか?」 ごっこ遊びする 「頭の中が・・」

076:てかてか 
てかてかと頭が光る 何年後? 後退しつつある髪揺れる

077:落書き 
教科書に落書きして暇つぶしを遠い記憶が空に浮かんだ

078:殺 
簡単に殺してしまう若者らファッション化する意識なき今

079:眼薬 
画面前欠伸こらえて背伸びする  眼薬一滴 青空見える

080:織る 
人生の汗滲んで織り出すは未来に向かう雨上がりの虹

081:ノック 
ノックをするあなたは出ない何回も あなたはいない合鍵はない

082:ほろぶ 
ほろびたる王朝の跡佇めば華やかな時代(とき)風は流れる

083:予言 
流行か? ノストラダムス 予言とは 時代を映す鏡となるか

084:円 
夜空には円い花柄咲かせては打ち上げ花火恋花火かな

085:銀杏 
青空に黄色い葉揺れ銀杏はころころと揺れ微笑み浮かぶ

086:とらんぽりん 
手を掴みとらんぽりんで宙を舞う遠い記憶も空に舞い上がる

087:朝 
目覚めれば初めての朝温もりは珈琲の香り君は微笑む

088:象 
象たちをじっとみている子飽きないね大きな体にサバンナが見える

089:開く 
真っ暗闇平和の光開けるのは未来に駆ける無垢な子供達

090:ぶつかる 
何にでもぶつかってしまいそのままに楽になれたら気持ちいいかな

091:煙 
吐き出すは煙草の煙 輪っことなって 宙を浮かんで頬をたたいて

092:人形
切なさを感じながらに遠い景色「人形の家」を口ずさんでる

093:恋
恋してる切ないほどに恋してる季節は変わり街も変わり行く

094:時 
時という輪の中にいる 巡り会う いくつもの輪が重なり合うよ

095:満ちる
人生は満ち足りたものなのだろう何を探して叫んでいるの

096:石鹸 
お風呂場で石鹸ごしごし子供たち泡を手に取り吹き飛ばしてる

097:支 
お互いに支点となりて傾けばやじろべえのようバランスを取り

098:傷 
誰にでもある治せない心の傷ゆっくりゆっくり見守りながら

099:かさかさ 
カブト虫虫かごの中かさかさと夜中に起きて遊んでいるよ

100:短歌 
人生のどこにあるのか短歌とはわれは詠いたい言葉探して

 



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